われた風船

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Nice!

まだ夏休みに入ったばかり頃の出来事です。

ぱんっ!!

とっちゃんとこうちゃんが、それぞれの風船で遊んでいたとき、とっちゃんの風船がわれてしまいました。
お気に入りの黄色い風船。どこかのお店でもらってきたお気に入り。
まだ、もらって来て間もない風船でした。

当然、パニック。
「もっと遊びたかった~!」「ぼくの黄色いふうせんがぁ~~!」
わんわん大泣きです。

私が言った「爪でもひっかかったのかなぁ」の言葉に反応して
「ちゃんと爪を切っておけば、良かった~~!! この爪めっ!」なんて錯乱していました。この時は、たけ父さんが仕事から帰っていて、とっちゃんのパニックにつき合ってくれました。気持ちを聞きながら、「そうだね。悲しかったね。」と、とっちゃんの気持ちに寄り添いながら側にいてくれました。

こぼちゃんは、とっちゃんがあんまり大泣きしているので、「ねぇ、お母さん。うちに風船はないの?とっちゃんにあげたら?」と心配していました。
「そうだね、探してみるね。」と風船を探し、とっちゃんに持っていきました。

新しい風船をみて「黄色じゃな~い!」と、またひと泣き。
それでも新しい風船をもらえるらしいと分かると、落ち着きました。

たけ父さんに「私、とっちゃんのあの激しさが、怖いのよね。」と言うと
「でも、とっちゃんは、自分のことだけを言ってたよ。誰のせいにもしてなかったし、自分が悪いって言ってたよ。」

本当だ…。確かにそう言ってた。
毎日、とっちゃんの側にいて、とっちゃんの様子を見ていると、出来ないことが目につきます。同い年のこぼちゃんがいるので、くらべないようにしていても「どうして?」と思うことが多々あります。。
特に、転園してから、トラブルが多くなり、私自身も引っ越しで落ち着かない毎日を送っていて余裕を無くしていました。

そうだよね。ただ、とっても気に入ってた風船がわれて悲しかったんだよね。
気持ちの切り替えが出来なくて、わんわん泣いてしまったんだよね。
私だって、誰かに「そうだね。」って言って欲しい時がある。
とっちゃんがパニックになっているときは、きっと「そうだね。」って言って欲しい時だよね。

反省…

気持ちに寄り添うこと。
忘れかけてた大切なことを思い出した出来事でした。

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投稿者: ゆっくりいこう 投稿日時: 2007-09-10 (月) 01:07