やっと、やっと動き出した。
夏休み前に起きた学校でのパソコンによるトラブル。
夏休み中に解決してほしくて、アラームをあげたけど、何も変わらなかった。
夏休み中、私自身の課題としてトラブルシューティングに取り組んだ。
現象、原因、対策
という形でまとめ夏休み明けには回復させたいと掛け合った。
費用や運用にかかわる話になると、私のような非常勤講師の口を出すことではない。もう後は任せるしかない。
夏休み明け、何かが変わっていないかと期待した。
状況は変わっていなかった。
わけをわかっているのかわかっていないのか、怒りをぶつける先生がいた。
やっと動きだすようだ。学長がGOを出したらしい。
そして、
「K先生(わたしのこと)ありがとう。K先生が動いてくれたおかげでやっと動き出したよ。まだまだこれからだけどね」
と言われた。
もう一人強い味方の先生が現れ、私がこんなにがんばっていたとは知らなかった。今度はぼくが動くからね。と、本当に次元の違うサポートをしてくださることになった。
私自身、自分の行動が正しいのかわからず、ただ自分の勉強をしているだけだった。自分の力量ももちろんわかっているし、自分ひとりの力でどうにかしようなんて思ってもいない。
私の力は足りなくて、及ばなくて結局、何も解決をすることはできない。ただ、問題提起をしただけなのかもしれない。
夏休みの半分はその対応に追われた。でもそれは私自身の勉強。
いったん味方ができたと思ったけれど、担当外、ということで協力者がいなくなり、一人で組織と向き合うのかという状況は結構つらかった。
でも、このままでいいはずがない。私が「おかしい」と最初に思った感覚は間違っていない。どこかで自分を信じていて、調査をして、講座をうけて、裏付けを取り、資料にした。
紙にして出さないと動いてもらえないと思った。
結果、間違ってはいなかった。
一度に強い味方が集まってくれた。
きっとうまくいく。
週の初め、努力が報われないことに少しがっかりした。やっぱり自分の力不足を感じた。誰かに認められたくてしたわけじゃない。おかしいものはおかしい!のに、自分が間違っているのかとさえ思えてくる。
でも、そんな時なんとなく考えていた。
「無駄なことは何もない。」と。
私自身が費やした時間は私自身の勉強になったし、学生に教材としてトラブルシューティングの授業の重要性を伝えるいいきっかけになったし、私の得たものは大きい。がんばった甲斐はぜったいあった。
そうなぐさめていた。
ほんとに、無駄なことはなかった。
むしろ、がんばればやっぱり報われる。
信じたことはつらぬこう!
強くなれた気さえする。