久しぶりに長編の小説を読みました。
大好きな宮本輝さんの『天の夜曲』です。
うーん、やっぱり宮本輝さんの本はいい。
彼の本は9割以上読んでますが、いつも最初の1ページを読んだだけですうっと物語に引き込まれてしまいます。
で、やめられなくなっていけないと思いつつ、食事の時間も読んじゃったりします(笑)
この『天の夜曲』はかれこれ20数年前に始まった『流転の海』というシリーズの第4部なんですが、作者自身がライフワークだと言っている作品で、彼の家族がモデルになっています。
波乱万丈の物語です。
そしていつものようにそこかしこに人間として生きていく上で大事だなぁと思う宮本輝さんの哲学のようなものが散りばめられてる…いろいろ考えさせられます。
読み終わったらもう続きが読みたくてうずうず。
4部が出たのが5年前で(迂闊にも最近まで出版されいてることに気づかなかった)もしやと思って調べたら、なんと先月に第5部が出版されてるじゃないですか〜〜〜
が。
まだ単行本で2100円もします…
かといってその存在を知ってしまった以上、文庫本になるまであと数年?待つなんてとうていできないのでたぶん近日中に注文しちゃうだろうなぁ。
この間も本買ったばっりで送料ばっかりかかってイヤになりますが、本はやめられない私。
日本に里帰りする度に、コンビニとともに本屋を持ち帰りたい…と本気で思います。
さてさて、先日ふと気がつくと、りながこんな絵を描いてました。