引き取り訓練で思うこと

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Nice!

先週金曜日、小学校の引き取り訓練がありました。我が家はいつもながら夫が登板。名前を書いて、押印した「児童引き取りカード」を持参し、そのカードと引替えに子供を引き取ります。引き取り訓練って、てっきり地震などの自然災害を想定して、非常時に親が学校まで子供を引き取りに行くという訓練なのかと思っていたのですが、凶悪事件が学校内で発生したことを想定した訓練でした。きっと池田小学校の事件以降、始まったのでしょうね。あらためて胸が痛みます。訓練の日は上靴を持って帰る日だったのに、二人とも忘れて帰りました。「だって、サーヤを保健室にお迎えに行ったら、忘れちゃったんだもん」とマーヤの弁。なぜ保健室なんだ???「さーちゃん、また鼻血がでたの?」とサーヤにたずねると、「ううん、サーヤね、息が苦しくなったの」とサーヤ。「悪い人が学校に来たって先生が言って、サイレンがなって、みんながさわぐから、とってもこわくなって、胸がドキドキして、息ができなくなってきたの。それで先生に『息が苦しいです』って言ったら保健室につれていってくれたの」大人は訓練だと割り切れますが、小さい子供にとっては、場合によってはパニックを引き起こすんですね。こわいものです。サーヤの細い肩をキュッと抱きしめて、そう思いました。あとで夫に聞いてみると夫いわく「過呼吸になったんやろ」とのこと。こんなこと初めてです。過呼吸だったとしたら、本当にこわい。ひどかったら息ができなくなってしまうじゃないですか。訓練でもこんなことがあるのですから、本当に事件が起こったら・・・、直接被害にあわなくても、子供たちの多くはパニックにおちいり、心には大きな傷を残すことでしょう。池田小学校をはじめ、学校で凶悪な事件を体験した子供たちの心情をあらためて考えさせられた訓練でした。二度と、そのような事件が起こらないよう心から祈るばかりです。

投稿者: f双子日記 投稿日時: 2007-06-25 (月) 05:56