昨日は、自閉症児の親のためのセミナーへ行ってきました。私の住む横浜市の民間のクリニックで開かれたもので、遠くは大阪から飛行機で来られたご両親もいらっしゃいました。内容は①特性と支援のポイント ②家庭における構造化 ③課題の選び方・作り方④身辺自立・家事の支援 ⑤コミュニケーションとなってます。昨日はTEACCHプログラムに基づいた家庭内の構造化、視覚支援についてでした。2回目が来月あって、さらに支援の方法を学びます。ちなみにTEACCHプログラムとは・・・いわゆる絵カードや、写真などを使ってコミュニケーションの手助けをしたり、親や教師や本人がカードや文字でスケジュール表を作って、それを本人が見ながら自発的に行動したり、急な変更にも少しでも対応がスムーズにできるようになるようにしたり、家の中や教室を、視覚的に構造化して、生活しやすくしたりします。自閉症の人たちをこちらの都合に合わせるように訓練するのではなくて、自閉症でOK、自閉症の人にこちらが合わせようという考え方だと聞いたことがあります。専門家ではないので、表現に自信がありませんが・・・。ツヨの自閉症は重いほうだと思います。言葉をまったく使えないので、この先小学生、中学生と成長していく上で、もっと生活をしやすくしていくことがとても必要な気がするのです。今、ツヨにはこの世の中はどう見えているかというと、難ししいこと、よくわからないことがいっぱいで、きっと不安な気持ちを抱えているでしょう。私をとても頼りにしているのが痛いほどわかります。たいていの人にはツヨが何を要求して、どんな気持ちでいるのか、(私にもわからないことはたくさんあるけど)たぶんほとんどわからないと思います。普通のお子さんと混じって、大変ながらも「共生」をしていけるタイプのお子さんは、親御さんもご本人もきっとまた別のご苦労がたくさんあるだろうと思います。ツヨはもっとずっと手前の「安心して生きる」という入り口のところで手助けを求めているのではないかという気がします。やっと時間ができるので、いろいろ試行錯誤してみます。ひとつのやり方にとらわれず、頭でっかちにもならず、ツヨにあったやり方を探していきたいです。「TEACCH」については、療育センターでも教えてはくれないし、本を読んでも、ネットで実際にやっていらっしゃる方のを見てもいまひとつよく分かりませんでした。周りのママ友達にもやっている人はほとんどいません。かつて自分が教えて欲しいと思ったとき、なかなか教わることができなかったのでこの先、身近な中で、情報がほしいというお母さんには提供できるといいなぁという思いもあります。ツヨ、4歳半。ただかわいがっているだけではいけない、そんな時期にきているような気がします。 今日も読んでいただきありがとうございます。 もしよかったら応援のクリックをお願いします! ↓