フィギュアスケートの魅力。
【美しさ】
絶え間なく流れるようなスケートの滑り。
ステップで音楽を奏でる美しさ。
キレのあるジャンプの美しさ。
綺麗なポジションのスピンの美しさ。
ただただ滑っていてくれるだけでいいと思わせる美しさ。
【芸術性】
スケートの技術で音楽を表現すること
音楽をスケートで体現すること
スポーツと芸術の融合
音楽とスケートの技術でつくるプログラム
スポーツの枠をこえたもの
自分にとってのフィギュアスケートの魅力は【美しさ】と【芸術性】です。
オリンピックのアイスダンス 美しかったです。
ステップやターンを刻んで音楽を表現していく。
滑るポジジョン…手も指も腕も脚も身体も…全てを使って音楽を表現して
それでいて最後までスピードは落ちなくて美しい。。
ペアも素晴らしかった。ペアならではのダイナミックな技
それでいて繊細な音楽表現。。。
美しいものを見る幸せ。。。
そして浅田選手のオリンピックのフリーの演技。
美しくて強くて激しくて、それでいて優しくて
一番 全ての力を発揮したい場所で
全ての自分の力を出して嬉し涙を流した姿に
もらい泣きしました。
『歓喜の時』
フィギュアスケートの選手 全てが
きっと 自分もあの場所で と
願っていた演技だったと思いました。
私がフィギュアスケートを見始めたのは、バンクーバーの後
ちょうど浅田選手が苦しい時期に入った頃からでした。
だから 初めて
浅田選手が浅田選手である理由みたいなもの…
たくさんの人に愛される理由が分かったような気がしました。
フィギュアスケートを見ていて
例えば、サッカーでゴールを決めた時や
テニスでコートにボールが落ちてポイントになった時
タイムを競う競技で一番早いタイムを出した時のような
自分で勝ち取った!みたいな そんな 実感のある時は
いつなのだろう と思うことがあります。
ジャンプを決めても
回転不足を取られたりエッジのエラーを取られたり
GOEで+3から-3で評価され
スピンでもステップでもレベルで評価され
演技構成点でプログラム全体を評価され
2012-2013 シーズンからの演技構成点の上がり方が変わり
2013-2014 GPFからオリンピックまでの採点の流れ、風向きの変化
これがフィギュアスケートなんだ…と思いました。
試合に出ても、表彰台の真ん中 優勝でなければ
手放しでは賞賛されず
そんな中 選手達は 黙々と努力を続け
自分の理想の演技を目指して練習を続ける。
そんな厳しい毎日に、心は折れないのだろうかと思う。
もしかしたら
私の想像でしかないけど
選手達は、浅田選手のフリーのような演技をするために
あの『歓喜の時』を自分のものにするために
頑張っているのかもしれないと思う。
ソチオリンピックを最後に、このシーズンを最後に
現役を引退する選手も多く、たぶん私も
自然とフィギュアスケートを見る視点が変わってくると思う。
でも、私はフィギュアスケートの美しさを競うところが好き。
美しいプログラムを見た時の心を洗われるような感じが好き。
そんな演技を探して、これからもフィギュアスケートを見ていこうと思います。
そしてまた『歓喜の時』に巡り逢えたらフィギュアスケートファンとして
とても嬉しいし幸せです。