2年生にむけて…

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Nice!

2年生にむけて、私は、TO君の資料を2年生編にしたり、新しいものを作ったり、TO君は「K-ABC」という発達検査を受けました。まずは、昨年のサポートブックを2年生編にするために、好きな教科や苦手な教科を追加して、好きなことや苦手なことも学校でのことを入れたり、パニックについても加筆したり、療育先や相談先も追加しました。それから、「ボクの一日とボクの気持ち」という新しい資料も作りました。最初は、「TO君の学校での一日の流れをまとめたらいいかも。」というお世話になっている地域の支援学校の特別支援教育コーディネーターのY先生のアドバイスがあり、作り始めました。作っているうちに「場面、場面でのTO君の気持ちは、どうなんだろう。」とTO君に一日の流れに沿って「このときは、どんな気持ち?」ってインタビュー形式で聞いていったら、めちゃくちゃおもしろい答えが返ってきました。これは、TO君の言葉を一日の流れに入れないともったいないと考えた結果、TO君の気持ちに表情マークをつけて、一日の流れをまとめました。自分では、なかなかいい出来だと思って自己満足してます。この二つを2年生最初のケース会に資料として持って行きました。そして「K-ABC」検査をしていただいたのは、地域の支援学校の特別支援教育コーディネーターのY先生。検査にも同席させてもらって、TO君の様子を見ることが出来ました。これがまた…おもしろい。発達検査は、幼稚園の年中の終わりの3月に「WISCⅢ」をして以来。「WISCⅢ」の時は「言語性優位」と結果が出て、びっくりしたけど、今回の「KーABC」は、継次処理より同時処理が得意と出て、納得でした。継次処理と同時処理の説明としては、例えば目的地まで行く方法で考えると、継次処理は、目的地までの行き方を言葉で聞いて順番に理解して行く方法で、同時処理は、目的地までの行き方を地図を見て、情報を把握していく方法とありました。なるほど…確かにTO君は、地図で見る方が分かりやすいと思う。実際、遠くに出かける時は、目的地までの地図をコピーして持ってると安心するし…。今回、発達検査で前回と異なる結果が出たことは、検査をする年齢や理解度で、検査結果が変わるということがわかっておもしろかったです。どちらが間違ってるとかじゃなく、「この年齢でこの検査では、TO君はこんな検査結果になったんだ~。」という感じかな…?確かに、TO君は言葉でも理解しようとするので、言語性優位と出てもおかしくなくて、でも、見せることで安心するし、理解力が上がるのも本当なので、どちらも正しい。ただ「K-ABC」は、学習の習得度も出るのが魅力で、TO君が学習内容をどう理解しているのかを知るには、「K-ABC」は良かったです。4月に入って、新学期前に、学校側の配慮で、校長先生、副校長先生、教頭先生、新担任の先生方とのケース会があり、その3つの資料を持って、たけ父さんと参加しました。新担任は、支援級は、新しく赴任された先生で情緒級を持たれた経験のある先生。そして、交流学級の先生は…なんと、1年生の時の担任の先生と同じN先生でした。お名前を聞いたとき、不覚にも涙がでました~~。ホッとして嬉しくて。N先生も、「(TO君の担任を)持ちたい。」と希望していただいていたとのことで、担任発表では、とても喜んでいただいたと校長先生から教えていただきました。嬉しかったです。もう、ここで、用意していった資料なんか、どうでもいいかな?と思いつつ、途中で話す内容を変えるなんて高度な技が出来ない私は、用意した原稿をそのままお話しました。こんなに配慮していただいて、もう、ありがたくて、ありがたくて…。2年生もなんとかいいスタートがきれそうです。支援していただいている皆様。本当にありがとうございます!!

投稿者: ゆっくりいこう 投稿日時: 2009-05-14 (木) 10:28