潜在的な少年Aたち

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青森県八戸市根城西ノ沢のアパート一室が焼け、3遺体が見つかった火事で、遺体は同室に住む母子であることが10日、県警八戸署の調べで分かった。遺体には刃物で切られた傷があり、県警は殺人事件として捜査本部を設置。同日早朝、所在不明だった無職の長男(18)を発見、ナイフを所持していたため、銃刀法違反の現行犯で逮捕した。長男は3人の殺害について「自分がやった」などと関与を認めているという。時事通信より。

こういう記事を新聞で読むたびにこの少年はどういう家庭環境でどのように教育されて育ったのだろうか?と多くの子育て中の母親たちは考えてしまうのではないでしょうか?そして少年の家庭がごく一般的であればあるほど疑問は深まります。

最近読んだ本で「あなたの子どもを加害者にしないために」という本があります。これは神戸で起こった忌まわしい事件、少年Aの家庭環境や親とのやりとりを分析した本です。著者は精神科医でもなく心理学者でもないのでとても分かりやすく書いてあります。子供の存在と心を軽視し親の理想を押し付けた結果どういうことになるか?統合失調症を作り出す母親についてなど子どもを育てる上でとても参考になる本でした。

でも少年Aの母親のしつけというのは尋常ではないです。生後一ヶ月でトイレでうんちさせるなんて。まだ首も据わらず頭はぐらんぐらんだろうしどうやって便器にすわらせたのだそうか?と想像してしまいました。

人を育てる上で大切なのは「見守るが干渉しないこと。」だそうです。この本に書かれていました。

投稿者: 足と靴と双子 投稿日時: 2008-01-10 (木) 14:02