原始の文明ケ・ブランリー。
シラク前大統領の肝いりで10年の歳月を経て、
昨年6月に完成した、21世紀型美術館。
ヨーロッパ以外の地で生まれた文明の存在を見直し、その芸術性や民族的な特性に正当な評価を与える…
と言うコンセプトのもとに集められた膨大なコレクションの数々。
幼少の頃より原始美術には物凄く興味があり、パリへ来たら必ず訪れようと思っていました。
館内はアフリカ・アジア・オセアニア・アメリカの4大陸、それぞれのゾーンにに分かれており、大地から生命のリズムが響いてくる様な……
独特の異空間へと誘ってくれます。
展示品も仮面などの装飾品にオブジェなどの彫刻品、また民族楽器にテキスタイルと実に様々。
ユニヴェルシテ側の外観は赤褐色と白の壁面でシンプル、モダン、カッコイイんですよね。
庭の植栽は3、4年後に建物を覆い尽くす計算だそうで…まさに密林の奥深くに眠る文化遺産。
原始のパワーで漲った、素晴らしい美術館でした