まえだ君(仮)

37
Nice!

数ヶ月前に遡ります。

近所のコンビニでいつもの様に買い物をしておりました。
レジには茶髪アップ、ピアス、ものすごく美肌の女のコがおりました。
かわいらしぃコやなーと、ぼんやり見つめていたのですが
彼女はその容姿からは想像出来ない低い声で
「いらっしゃいませ」
と言いました。

そうです。その女の子は男の子だったのです。

私の目はその子に釘付けになってしまい
穴があく程見つめるってのはこーゆー事だと知りました。

その彼は「まえだ君(仮)」と言います。

帰宅して、ゲに、力の限りまえだ君について訴えました。
しかしゲは
また気持ち悪いこと言っとるよ、な顔で呆れ返っていました。

それから暫く経ったころ
ゲが「あねちゃんの言ってたまえだ君わかったでっ!」
と、興奮して(ゲにしては大層珍しい)報告してきたのです。

私の話は全く忘れ切っていたらしいのですが
レジで女の子だと思っていた子がいきなり男声を出したのに度肝を抜かれ
「まえだ君(仮)」の話を思い出したのだそうです。
そして、私の話が決して大袈裟ではなかった事も。

特別美形ちゅうわけじゃぁないんやけど見れば見るほどカワイイよなぁ
が、2人の共通したまえだ論です。

その後、一緒にコンビニへ行った友達に
「あの男の子見て」と言ったところ
「え?女の子やん」と期待通りの返事がかえってきたので
まえだ君のかわいらしさは我が家だけの幻想ではないと確信しました。

コンビニを通るたび(それは毎日)チラと店内を見る。
レジにまえだ君(仮)が居ると、欲しい物がなくとも必ず買い物をする。
今夜もまえだ君(仮)がいたのでプリンを買いました。
そしてギロギロ観察する。
はぁ〜めっちゃカワエエで、まえだ君(仮)

帰宅して台所に貼ってあるカレンダーに

「21:45 まえだ君」

と書き込む。
勤務シフトを調べ上げて私服を見るのが目下の野望

つづく

投稿者: 似てない双子 投稿日時: 2007-07-05 (木) 22:54