出産が進行しないトラブル双子のお産が進行しないトラブルで多いのは、陣痛がつかなかったり、出産時に陣痛がついても強くならなかったりすることがあります。これは双子を妊娠したゆえに、お腹の子宮筋の伸びが大きくなっているのが理由で、出産時にならないとどれくらいの陣痛が来るのかは予想が立てられません。陣痛がつかない時には出産時に陣痛促進剤を使ったり、お腹の双子にストレスを与えない様に人工的に一人目の赤ちゃんの卵膜を破る(人工破膜)方法を取る場合もあります。双子の経膣分娩と陣痛促進剤双子出産の経膣分娩で一般的な方法は陣痛促進剤を使って産む事です。陣痛促進剤には飲み薬と点滴薬があり、基本的には効果の穏やかな飲み薬だけを飲みます。この飲み薬で効いて陣痛が促進される場合がありますが、飲み薬だけではあまり効果が出ない場合は点滴の投与を行い、双子が生まれてこれる状況をつくっています。使用の際には医師から説明があるでしょうが、陣痛促進剤といっても必ずどの双子ママにも陣痛がついて産む事が出来るわけではなく、たとえ出産予定日近くでも、分娩につながる陣痛にならないことも多くあります。双子の逆子は多い双子の妊娠・出産の単胎よりお腹に居るのが一人多いので、それだけ逆子になる確率が高まります。双子の出産時点での割合ですが、全体の45%は二人とも頭を下にした頭位で、25%は先に下りている赤ちゃんが逆子(骨盤位)になっているという結果が出ています、これは出産時のですのでこれが妊娠中の割合となると、もっと高くなります。単胎の場合は妊娠週数が進んでくると身動きがとりにくくなりますが、双子の場合は一人一人が小さく二人でいる分、子宮内に隙間も生じる為に出産が近づいても回転しやすいようです。