アイスショーの生放送は、私がテレビで見たアイスショーでは初めてで、とても楽しみにしていました。
地方在住で生観戦できない私としては、すごく嬉しかったです。
やっぱり試合だけじゃなくて、アイスショーも生放送してくれると見ていても、入り込む気持ちが違います。録画放送だと、どこか気持ち的に冷めてしまうところがあって、生放送のある試合の方が好きだったけれど、アイスショーも生放送だと試合と同じようにワクワクするんだーって、自分的には発見でした。ファンタジーオンアイスで、私が好きだなと思ったプログラムは、
今井 遥さんのプログラム 今まで彼女になかった感じのプログラムで、ラストのステップが 格好良くて、また見たいって思いました。来季のSPの曲ということだったので、すごく楽しみです。
それから、ジョニー・ウイアーさんのプログラムとステファン・ランビエールさんの「The Water」が好きです。
私は、この二人の現役時代を ほとんど知らなくて、このショーで二人を改めて見て、二人が現役の時代にフィギュアスケートを見ていなかったことを とても残念に思いました。
フィギュアスケートの世界であっても、男性が美しく魅せるということは、すごく難しいことだと思うのです。それでも美しいということはどういうことなのか。
フィギュアスケートのリンクの空間を美しく魅せる空気感というか、こう…美しく魅せるスケートをするっていうことは、とても技術のいることで、スケーティングだったり、身のこなしだったり、全てを美しく魅せることは なかなか出来るものじゃないはずで、本当にため息ものでした。
それは、高橋大輔さんの演技にも言えることで「I'm kissing You」は、高橋くんらしくて とてもいいプログラムだと思います。
最近、私が高橋くんの演技になぜ惹かれたのか…やっと分かってきました。
ジャンプやスピンやステップや そういうエレメンツの部分は、もちろん大切だけれど、それだけじゃなくて、フィギュアスケートで音楽を表現することが好きなところに惹かれたんだろうなと思います。彼は 年々 指先の表現、姿勢や身のこなしが美しくなって、スケーティングも美しくなって、ずっと努力して尚かつ 彼の感性で培ってきたものが、リンクという空間で華がひらくように表現されていく…一つの フィギュアスケーターとしての完成形を見せてくれるそんなスケーターだと思うのです。
彼の演技を初めて見たときに、そんなことを感じてファンになったわけじゃないけれど、でも何かしら予感めいたものを感じたからファンになったのだと思います。
バンクーバーからソチまでの道程の中で、こんなに素敵なスケーターに進化して、素晴らしいプログクラムの数々を魅せてくれて…
だから、これからは、彼が思うままに 彼が魅せたいスケートをしてくれればいいと思います。ぜひ、そうしてほしいです。
生放送で、このアイスショーが見られて とても良かったんですが、一つだけ、カメラが急に寄りすぎになるのが残念でした。スケーターは全身で表現してると思うんです。
それが表情を撮るためかもしれないけれど、急に寄ってしまっては、演技の流れがぶつ切りになって、最後のところとか全身で曲の余韻を表現する部分が見えなかったりして少し悲しくなりました。プログラムの流れにそって全身を撮してほしかったです。。。
それから、高橋くんと郷さんとのコラボも良かったです。
コラボの時の高橋くんは、前のフミヤさんとのコラボの時も思ったんですが
歌っているアーティストをたてるというか、主張しすぎない演技で、でも存在感のある演技のバランスが絶妙なんですよね。素晴らしい。
ちょうどこの部分を一緒に見ていた たけ父さんが郷さんの「このメロディだけは」に反応してネットで検索してました。気に入ったそうです。
この曲、私も知りませんでしたがいい曲ですね。
こういうコラボの才能のすごさも見られて、たくさんのスケーターの美しい演技も見ることも出来て、とても楽しめたショーでした。
やっぱりフィギュアスケートは、癒される。
そこが大好きです。