夕方 もうすぐKO君とTO君が帰ってくるなぁと思っていると電話が鳴りました。
電話に出ると、TO君の担任の先生でした。
その前の日に、シャーペンをなくして ちょっと不調に陥っていたので、
あぁ、やっぱり先生から…と思いながら、先生から学校でのTO君の様子を聞きました。
先生からのお話は、ほぼTO君が自分で訴えていることと同じで
いろいろお話ししてくださったのですが…
電話をして下さった日の事は、もちろん知らなくて、
その日、TO君は週番で、その週番のグループのみんなと一緒に
先生の週番の仕事の点検を受けなければいけなかったのに、
自分の用事を優先してしまって、その点検に遅れたそうです。
(後で、週番みたいなみんなでする用事があった時は、みんなでする用事を優先するように話しました。)
その時に同じ班の1人のお友達が、強い口調で「おっせーよ。(遅い)」とTO君に言ったことで
TO君もカチンときたのか、自分の椅子を蹴るという態度に出てしまいました。
その時、先生は、「TO君も遅れてきたのは悪かったけど、君が言いたいことは、遅いから早くしてってことだよね。そんなに強い口調で言うことはないんじゃない?」って
フォローしてくださったそうです。
なんか、その話しを聞いてたら、じーんと来て少し泣けてきました。
本当なら、この場面では、TO君だって先生から「みんなが待っているんだから、早くしなさい」って怒られてもおかしくないはずで、それを敢えて そんなふうに話しを持っていってくださって、なんか有り難くて申し訳ない気持ちになりました。
先生は「中学校に進学して間もないのもあって、まだみんな落ち着いてない中で、クラスがTO君にとって落ち着ける場所になってなくて申し訳ないです」とまで言って下さって
こんなに ちゃんとTO君のことを見て下さっているのに、そんなこと…
もう、「ありがとうございます」という言葉しかなかったです。
「家庭でもTO君のフォローを出来るだけ頑張ります」と言うのが、やっとでした。
先生は最後に「お母さんと話せて良かったです」と言われたので
私の方こそ「先生からお話しを聞けて良かったです。」と言って
先生が、「また何かあったら連絡しますね。これからもよろしくお願いします」と言って下さったので、私も「こちらこそ、よろしくお願いします」と電話を切りました。
丁度、先生との電話中に、TO君とKO君が帰宅したので、
TO君に先生から電話があったことを話して
「TO君の先生、良い先生じゃない。こんなに良い先生なんだから大丈夫だよ。」って言うと、TO君も少し にまっと して「うん、そうだね」と言いました。
結局、前の日になくしたシャープペンは見つからないままでしたが
時間が少し経ったので、TO君は穏やかになっていました。
しかし、シャープペンがなくなった日は、すっごい勢いで「シャープペンがなくなった!!」と帰って来ました。
部活から帰る途中、ずっと文句を聞かされてたであろうKO君は、少しうんざり気味で
でも、その場で受け止めない訳にもいかず、落ち着くまで話しを聞きました。
TO君が、すごい勢いで自分の言い分を言う時、それをどう受け止めて、どうしてあげたらベストなのだろう?と最近 少し迷いがあります。
がーって強い口調で話す時は、私も同じくらいの強い口調で「母さんはこう思う」と私の意見を言って、話しが落ち着くようにもって行くのですが
(そうじゃないと話しを聞いてくれない。)
今は、このやり方で、ちゃんと、だんだん落ち着いてくるので、問題ないと言えば問題ないのかもしれません。でも、これでいいのか?といつも思います。
がーっと、ぶつかってきて、こちらはクッションみたいに受け止めて
TO君の言い分をスポンジのように吸収して、解読していく…という作業は、結構キツイです。
そして、帰宅途中に、TO君の言い分を黙って受け止めながら帰ってくるKO君もキツイだろうなと思います。
こうして、本当に時々、こんなことがあって心配になるんですが
小学校の2、3年の頃には、大切なものがなくなったりしたら
それこそ大泣きして動かなくなってパニッったTO君でした。
今は、一応、シャープペンがなくなった事を先生に伝えて、先生が、お友達に捜してもらって、シャープペンが出てこなくても、その場では普通に振る舞えて、ちゃんと部活までして帰ってきたのだから成長してるんだなと思います。
(部活では、壁打ちで壁相手に荒れて球を打っていたみたいですが…)
今度、スクールカウンセリングの予約が取れたら、こういう時にどんな対応がいいのか
相談して来ようと思いました。
早く順番がこないかなぁ。。。
しかし、なぜか、こういう事が起こるのが、たけ父さんの出張中だという。。(泣・笑)
□□□
この後、TO君のシャープペンは、ちょっと不思議な形で帰って来ました。
TO君は、気に入っていたシャープペンが戻ってきたことを喜んでいて
それで、この件は終わったのですが…
TO君にとってストレスになることも多いみたいで、これからも家でフォローしていかないといけないな。。。
と思っています。