2年生の1年間

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Nice!

2年生では、TO君も成長してくれて、学校では、頑張ってくれました。目標としている支援学級卒業に近づくために、3学期からは、国語も交流学級で授業を受けるようになりました。もう、支援学級の担任の先生は「私の出る幕がなくて、寂しいくらい。何もすることがありませんよ。」と言われるし、交流学級の担任の先生(1年生の時から持ち上がり)は、「私が、みんなと同じ様に注意しても、全然大丈夫で、1年のころのように気を遣わなくても大丈夫になりましたよ。」と言って下さり、なにも心配しなくていいみたいな感じです。それぐらい、TO君が頑張っているということなんですが、家では相変わらず、学校から帰ってからのふざける行動がひどかったり、宿題バトルは、良くなったり、バトルが再燃したりを繰り返してました。今まで相談に行ってるところのどこで話しても、「学校で頑張ってるんだから、家ではそうなりますよ。」みたいな感じで。確かに、パニックを起こして暴れるとか、宿題を全然やってくれないとか、そんな荒れではなく、でも、かといって私やKO君、たけ父さんの家族が楽になったかと言うとそうでもなくて、じわじわと効いてくるパンチのように、みんなが疲れてました。同時に、KO君が2年生になってから、ぐ~んと成長して、宿題にも学校の用意にも手がかかっていたのに、ほとんどの事が自分で出来るようになって、宿題は、せっかちでおっちょこちょいなので、ちょんぼして間違うことはあっても、「これがわかんない。」とか「これどういうこと?」と聞く事がなくなったし、ほとんど勉強を教えてくても、学校で理解して帰ってくるようになりました。そのKO君の成長とTO君の成長しているけれど、違う部分が、ハッキリと見えてきて、較べないようにしていても、較べてしまう…、他の2年生の子たちは、こんな感じなんだと分かってしまうのがキツかったです。1年生の時は逆に、学校に慣れるのが大変だったけど、こうすればTO君が出来るようになるかも?という支援をしてあげれば出来るようになったりして、達成感がありました。小さい時から、TO君にあった支援を考えて、助けてあげると出来るようになって、私としては「やりがい」があったから、ここにきて、まったく支援をしても手応えがなくなって、どうしていいのか分からなくなったのもありました。宿題に時間がかかるからとスケジュールを使ってみても、ご褒美を使ってみても、最初は上手くいくけど、すぐ効かなくなる。そんなことの繰り返しで。それは、たぶん、TO君自身が困ってなかったから効き目がなくなったのかも?と今は思います。2年生になって、家での行動はKO君がぐ~んと成長して手がかからなくなったのもあって、KO君と比べて焦っていたかもしれません。KO君は家での勉強時間は、約30分。それは、宿題のプリントと読み声から、かけ算九九の読み声が増えても、漢字の宅習が増えても一定して変わりませんでした。たぶん、学校の方も、子供達の成長に合わせて、宿題を増やしていっているから、KO君の勉強時間が一定しているんだと思います。KO君は、TO君との勉強時間の差を埋めるため2年生から、「時間がもったいないから勉強したい。」というKO君の希望でチャレンジを始めました。それでもTO君との勉強時間の差は、大きくなるばかりで、TO君の宿題が終わるまで遊べないKO君のことも、どうしてあげたらいいのか、たけ父さんと悩みました。そのころ、Wii(ゲーム)を買ったのもあり、KO君は宿題が終わったご褒美でゲームをすることで、「ボクは遊びたいのに、遊べない。宿題が早く終わっても何も出来ない。」と不満があったKO君もTO君が終わるまでゲームをすること(もちろん時間を決めてですが…)で納得してくれました。そうなると、TO君も「ゲームがしたい!」というので、宿題が終わったご褒美のゲームで宿題を頑張るようになり、しばらくは「良かった~。」と思っていました。でも今度はチャレンジの付録に目がくらんだTO君が「ボクもチャレンジしたい!」と言いだして、またまた勉強時間が増え、帰宅後2時間は勉強に費やすようになってしまいました。そのチャレンジになれて、勉強時間が減ると今度は学校の宿題に漢字の宅習が加わって、またまた2時間越えに逆戻り…。そうなると、すべてのことが遅くなり、生活も上手く回らなくなって、みんな疲れてしまいました。それで、昨年末に久しぶりに発達関係の病院に受診することにしました。次に続きます。

投稿者: ゆっくりいこう 投稿日時: 2010-03-18 (木) 12:46