別々のクラス

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Nice!

TO君とKO君は、別々のクラスになりました。双子ちゃんは、同じクラスになることが多いみたいで、知り合いのお母さんからは「え~、別々のクラスになったの~?」と声をかけられました。私たちは、敢えて、TO君とKO君を同じクラスにしてくださいと頼みませんでした。小学校からクラス編成について確認された時も、「クラスは、同じでなくていいです。」と答えました。TO君とKO君が通った幼稚園も、同じクラスを希望していないことを知って、心配してくれました。私たちも揺れ動きながら、TO君とKO君は、小学校ではクラスを別々にした方がいいと。そうすることが、きっと二人のためになると思い、クラスを別々にするのなら、よけいにTO君の環境整備を、ちゃんとしないといけないと頑張ってきました。今、二人は、別々のクラスで頑張っています。最初は、不安でしかたなかったTO君も、クラスが別々になったことを受け入れて、クラスのお友達と一緒にいます。TO君は、担任の先生に、休み時間に「KO君に会いに行っていいよ。」と言われても「大丈夫。KO君とは、おうちで一緒だから。」と答えたそうです。不安が強かった時は、お絵描きをして乗りきりました。情緒学級の担任の先生と交流学級の担任の先生に、不安になったとき、お絵描きをすると落ち着くので、休み時間にお絵描きをすることを許してもらい、最初は、休み時間は、お絵描きで過ごしていました。すこし落ち着いた今では、休み時間など、幼稚園で仲の良かったお友達と楽しそうに遊んでいるそうです。思っていたより、KO君と離れたことで混乱もなく、自分のクラスで頑張ってくれています。KO君は、のびのびと小学校生活を送っています。幼稚園の時まで、ずっと、寝ている時以外、いつも一緒。幼稚園では、パニックを起こすTO君の側にいて、優しく声をかけてくれていました。TO君が出来なくて困っていたら、違うところで遊んでいても側にやってきて手伝ってくれていました。でも、時々「TO君、明日も大きな声を出して騒ぐのかなぁ…。」何か行事があると「TO君、大丈夫かな?」と、KO君はいつも心配をしていました。時には、重荷になっていたのか「ぼく幼稚園、お休みする。」と言うことが何度もありました。親の私たちが、TO君のパニックしてる姿を見ていても、どうかあるのに、まだ小さなKO君が一緒にいて大丈夫な訳はないのです。別々のクラスになったことで、KO君は、のびのびとしました。20数人の中の一人であるKO君に支援は、ありません。KO君が成長して、余裕が出来てきてから、出来る範囲で、TO君を助けてあげて欲しいと思っています。KO君は、時々、こっそりTO君の教室に様子を見に行っているそうです。TO君の大丈夫そうな姿を見て、そっと自分の教室に帰るのだと言います。KO君に「もし、TO君がパニくってたら、どうする?」と聞いたら、「そりゃぁ、側に行くしかないでしょっ!」と言いました。もう少し大きくなったら、お友達との付き合い方とか、私たちが関わるより、兄弟が助けてくれた方がいいことも出てくるかもしれません。そんなとき、出来る範囲で、TO君を助けてくれたら…そんな兄弟になれるように、仲の良い兄弟でいられるように、二人を見守っていきたいと思っています。お休みの日に、二人で仲良く遊ぶ姿は、なかなかいいものです。↑ランキングに参加しています。ポチッと応援のクリックをしていただけたら、うれしいです^^