夕方6時。双子たちが塾に出かけていったあと、用事があって、お友達の家に次男とともに出かけることになった。外に出れば、もうこんなに日が長くなったのだと実感する、薄暮の時。自転車の後席から「あっ!ママっ。おつきさまがまんまるだよ!」「そうね〜ちょっとしたのほうがまるじゃないから、あとすこしで○になるところだね。うさぎさんは見えるね」「うさぎさん、おもちついてるよ」「ほんとね〜」「ぺったんぺったんしてるんだよ」「だれがおもち食べるのかな?」「たくさんいるんだよ。うさぎさん。だ...