週末が終わりに近づきつつあります。
それなのに・・・2週連続でまたもや、明日は月曜!また育児戦争!というときに
体調を崩してしまってます。ううう(泣)
先週よりはマシなのですが、頭がボーッとしているからか、
お風呂から出ようとして、「アレ?洗顔はしたっけ??」と顔はぬれていはいるけれど、
洗顔フォームで洗ったかどうかがまったく思い出せなかったり、
モノを取ろうとしてサッと手を動かすと、スルッと手の中からモノが滑り落ちていったり、
体調のせいなのか、歳のせいなのか、
記憶と手先の動きの機敏さの衰えをここ何度も痛感してしまいました!!ガーン・・・
ううう、ササッと書きたいことを書いて、楽しみにしているブログめぐりをして、
・・・もしかすると訪問できないかもしれません。スイマセン!
金曜日にはまだひとりで座れなかったふたりですが、
日曜日にはしゃがんで座ることができるようになってました!すごー!
膝立ちになったり、シコふみポーズになったり、みじか〜い足をアッチコッチへ動かして
いろんなポーズをとっております。
開脚角度もすごくって、このやわらかさを維持したらバレリーナだわ!なんて思ったり(笑)
さて、この土曜のことです。
ワタシの父は3年前に他界したのですが、その父の残した背広を
オットが譲りうけることになりました。
志半ばに逝った父。新調したばかりの背広が多数あったりして、
母は処分することもできずそのまま残していたのです。
オットが着てみたところ、肩幅がちょうどピッタリ!
すごいーー!着れるじゃないの!!と喜んだのですが、身幅とズボンのゆったり感が
どうもどうも働き盛りの30代のシルエットではないのです^^;
当たり前か〜〜。父はゆったりしたシルエットが好きでしたから。
見事なまでに全て濃紺で織り模様が少しづつ違う素敵な手触りの背広達。
我が家の家計では到底手にできないモノだし、着られないままにあるのがもったいなくて。
お直しに出すことにしました。
背広の上着とズボン、両方ともシルエットを細くしてもらう・・・・結構大変な作業です。
さあ、どこでお直ししてもらおう!
デパートにはそういうお針子店がありました。
でも、気になったのは「テーラー」。
電話には、耳が遠いらしいおじいさんが応対にでました。
(「ばあさん、聞こえへんから代わってくれへんか〜」って言うてましたもの)
なんだかちょっぴり不安を感じながらも、期待にワクワクして、訪問したのです。
そこは、普通の民家でした。
玄関前にちょっとした看板があって、「ああ、ここなのね」ってわかったぐらいでして。
カラカラと引き戸を開けて、「ごめんくださ〜〜〜い」と挨拶をすると、
奥からおじいさんとおばあさんが出てきました。
70歳はゆうに超えているかな。
ゆっくりした動作と話し方で、こちらもなんだかご近所の方と話している気分に
なってしまいます。
そして話しているうちにだんだん安心して任せる気になれたのです。
若い頃から紳士服の仕立てをやってきたであろう職人さんの風格が漂ってきましたから!
そのおじいさんの後ろにぴったり寄り添うしっかり者のおばあさん。
なんだかとっても素敵!
ゆなみなの乗ったベビーカーは中には入れなかったので、
(本当に昔の民家で、上がり框がすごく高かった〜!)
玄関先でワタシとともに待ち、その様子を眺めていました。
そして玄関横の窓からは、使いこまれたミシンが置かれた作業部屋が見えました。
ここでおじいさんは、何十年も何十着も背広を仕立ててきたのでしょうね。
相棒のミシンが頼もしく見えます^^
モノ作りへの憧れとその道の職人さんへの尊敬の念が
ますます強くなりました。う〜〜〜いつか、勉強・挑戦したいなぁ!
なんて色々思いをめぐらしていたのですが、
横には手がかか〜〜るおふたりが・・・・だんだんと退屈してきたようで騒ぎ出しました。
同じ場所にいられるのって10分ぐらいかなぁ。
最近、ちょっとした時間ならB型ベビーカーに乗ることもあります。
これも甥姪ツインズのおさがりです。おさがりのおさがりのおさがりの・・・・・
もう6代目ぐらい??たぶんずっと関東方面で活躍してきたと思われますが、
今回関西へとユナミナのために来てくれました。
たくさんのツインズ達を乗せてきた頑丈で頑張り屋のベビーカーなのです^^
想像力をかきたてられるでしょう?素敵だわ♪
そうこうしているうちに、おじいさんとの話は終わり、
「ふふふ、楽しかったね。仕上がりも楽しみね〜」とお家をあとにしたのでした。
こんなこともあり、
今週末は父のことを色々思い出しました。
3年前の11月、もう余命が長くない、いつ危篤に陥ってもおかしくないと言われた月でした。
2回、放射線による治療に挑戦したのですが成功せず、食道癌が肺に転移、
もうどうしようもありませんでした。
父は精神力がとても強い人でしたので、淡々とその事実を受け入れているかのように見え、
そんなときに一緒に病室にいて、ワタシ達は何を話せばいいのか迷いながら、
もっと話したいことがあるはずなのに、今話さなくては話すときが永遠になくなる!
でも!でも!でも・・・・・そんなことを話したら絶対泣いてしまう!嫌だ嫌だ!!と、
心の中で葛藤していました。きっとその場にいるみなが。
そんなとき、ワタシ達に穏やかな気持ちをもたらしてくれたのが、
3年前、いまのユナミナとちょうど同じ月齢だった甥っ子姪っ子だったのです。
抱っこしたふたりを「ば〜〜!」とお互いを近づけるだけで、ケタケタ笑い続けるふたり。
ハイテンションに喜ぶ姿と、大きな笑い声が病室いっぱいに響き渡ってました。
みんな自然と笑顔が浮かびます。
父は痛み止めが効いていたので起き上がってふたりをしばらく抱っこし、
ワタシ達は、とてもいい時間を過ごせたのでした。
それから一週間後、父は危篤となりました。
父が死んだ後、高齢で見舞いにも葬式にも来れなかった父の母(ワタシの祖母)は
そのときの父の様子をビデオで見て、
「笑ってるなぁ・・・・最後にいい思いができたねぇ・・・」とつぶやいてました。
いまのユナミナの様子を見ていると、そのときの甥っ子姪っ子を思い出します。
偶然にも同じ2月生まれで誕生日も4日違いなのです。
いまのふたりのこの笑顔を見るたびに、父のことを思い出すのです。
これも今年の今月だけのことだけど、
いつか見たことがある風景のような気がしてなりません。
あなた達のおじいちゃんは天国にいますよ。
でもあちこちにおじいちゃんが残してモノがあるからね。大切に使おうね。
今回、父の背広を心から喜んで袖をとおしてくれたオットに感謝の気持ちでいっぱいです。
お直ししても、今流行の若々しい細身のスーツにはならないとは思うのだけど、
そういうかっこよさではなく、そのモノの価値を認めてくれ喜んでくれたこと、
嬉しかったなぁ!!!!
ユナミナ、あなた達のお父さんは結構カッコイイところがありますよ!なんてね(笑)
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